SCRUMMASTER THE BOOK
スクラムの本はたくさんあるけれど、スクラムマスターのための本はなかなかありません(というか、日本語で読める本はなかった)。
チェコのアジャイルコミュニティーの創設者であり、認定スクラムトレーナー(CST)でもあるZuzana ‘Zuzi’ Šochová(ズジィ)の著書「The Great ScrumMaster」の日本語訳本「SCRUMMASTER THE BOOK」を日本のアジャイルコミュニティーの人たちと翻訳して、無事(20/9/9に)リリースできたのでご紹介です。
この本は、
- そもそもスクラムマスターとは何をする人ですか?
- 優れたスクラムマスターになるためには、どういうことを学べばよい?
- スクラムマスターは1チームが自己組織化した後は、それで役目は終わり?
こういった、スクラムマスターに成り立てや、1チームがうまく機能し始めたスクラムチームのスクラムマスターの頭に浮かんできそうな疑問に、答えてくれる本になっています。
私も認定スクラムマスター研修を受けた後、スクラムやアジャイルの本を読みあさり、コミュニティーを開催したり、参加したりして、スクラムやアジャイルの理解を深めて、現場の製品、ひいては、ユーザーに価値を届けるために夢中でした(今もそうですが)。
現場で、実践すればするほど、求められることが多岐にわたり、思えば、研修を受けるということは、終わりのない旅の始まりでした。
そんな、当時の自分に是非この本を進めて、スクラムマスターとはどういった人で、どういったことを学ぶとよいのか、優れたスクラムマスターへと続く道があることを教えてあげたいと思える本です。
ちなみに裏話ですが、日本語訳本のタイトルが原著とは違うのは、同じく翔泳社さんから出版されている「SCRUM BOOT CAMP THE BOOK」でスクラムを学んだスクラムマスターに、是非次に手にとって欲しい本となるようにと言った思いを込めて、兄弟本のように、このタイトルになっています。
是非、手にとってZuziの#ScrumMasterWayの世界に足を踏み入れてみてください。
※Developers Summit 2020 KANSAIで、書籍の内容や翻訳時のメイキングについて少しだけですが発表させていただきました。